アメリカで帝王切開で出産、入院日数は?
もう当たり前のように知られている「アメリカなどでは出産した翌日には退院する」という事実ですが、じゃあ、帝王切開はどうなの?と聞かれることがあります。
アメリカの保険では、普通分娩は48時間、帝王切開は96時間までなら保険対象になる、というのが一般的。
そう、96時間・・・・4日間です!
最初は「これだけ?!」って思ったけど、実際自分がそうなってみると、実は結構暇で、私は3日目にはもう「退院したい」と思っていました。ウロウロしてたし、先生にも頼んでたし(ダメって言われたけど)。
それにやっぱり、家事の得意でない夫が生活している我が家が心配でなりませんでした。
なんたって、私のいない日数に比例して散らかり度が増す、という事実があるので。
でも夫は殆ど病院にいたので、家は思った以上に汚れてはいませんでした。
さて、この4日間の入院生活、何が大変だったかというと、
・授乳
・訪問
・・・この2つが本当に大変でした。
出産後の私
前回書きましたが、手術が終わって結構すぐに眠りについてしまった私。
十分に眠れる前に早速看護師さんに起こされました。「授乳ですよ〜!」って。
え?その場でやるのか?と思いきや、その通り。
授乳専門のヘルパーさんが来て、「(アメリカンフットボールの)フットボールを抱えるように赤ちゃんを抱えて授乳してね」と言われました。さすが、フットボールの国。
それでも、最初だからお乳が出ない出ない。量が足りないので、とにかくコマメに与えようってことになり、2〜3時間おきの授乳は出産して数時間後から既に始まったのです。
病院にいても眠れない・・・そして何もすることが出来ない夫・・・・
そこに加えて訪問ですよ!
家族やら友人やらが来るのなんの。この国にデリカシーってのはないんでしょうか?しかも私スッピンよ?シャワーだって、破水した日以来入ってないのよ?
唯一のデリカシーは、授乳中はさすがに入ってこないというところでしょうか。だけど、で事は、入って来るのは授乳していない時。
私、寝たいんですけど〜〜(--)
そんなの構わず、赤ちゃんを抱き、ペラペラと話し続ける訪問者。各訪問者に破水から出産までのストーリーを面白おかしく語る夫。
つ、疲れる。・・・愛想笑い、何度したことか。
ちなみに赤ちゃんは有無を言わさず同じ病室に滞在させられていたので、私の入院生活は授乳か訪問者対応に追われていました。
痛みもなかなかひどかった
あ、それとプラスで術後の痛みですね。半端なかった。
それでも手術翌日からは自分でトイレに行けるまでになったんですけど、痛み止め飲んでないと痛くてどーしようもなかったです。
一度だけ、入院中に「この薬は痛みにもっと聞くけど、副作用で眠気がすごい」と言われた薬を飲みました。
しばらく眠気が来なかったんですが、久しぶりに痛みのない感覚になったので楽しくなってしまい、病室や病院内をウロウロ歩き回ってしまいました。
その後は突然の眠気に負けて深い深い眠りについたんですが(訪問があっても起きなかったそう)、
結局は授乳で起こされました。
その痛み止めのあまりの効きようが怖くなって、以来、一番レベルの低い痛み止めしか服用しませんでした。薬、恐ろしや。
話は変わりますが、我が子生まれて2日目くらいに包茎手術受けました。
アメリカでは産まれてすぐの赤ちゃんに包茎手術を施すことは当たり前のようです。宗教によってはやらないところもあります。
うちの場合は、私の寝ているうちに息子は夫に見送られ手術に行ったようです。
戻ってきてからのギャン泣きが酷いこと酷いこと・・・これも普通なようですが、夫は「これ(包茎手術)は価値があるんだ。将来分かるだろう。」と息子に言い聞かせてました(汗)。
息子はおむつが濡れるたびに泣き、おちんちんが痛くて泣き、お腹が空いて泣き・・・・入院中リラックスするなんてちっともなかったです。
早く家に帰りたい。その一心の入院生活でした。
数年後、日本の友人で(日本で)帝王切開をしたという彼女に、毎食の日本の病院食を見せてもらいました。
豪華〜〜〜!!!!
アメリカはハンバーガーとかピザだったよ〜〜〜!!!
私も日本で産みたかったわ〜。だけど、日本での一般的な10日間の入院は、性格上耐えられないかも?!
最後に・・・・
出産入院費用は・・・
こんな病院生活を終え、全ての妊娠時から出産・退院までの費用は、日本円にして300万ほどでした。
これが、私が「二人目は無い」と覚悟した理由の一つでもあります。たまったもんじゃない!