アメリカでの出産、保険の仕組みはどうなってるの?

アメリカには日本のような国民健康保険などは存在せず、個人が自分で保険を買って、好きなプランを選ぶというシステムになっています。

 

昔は入らなくてもOKだった医療保険も、オバマ政権によって、必ず入らなくてはいけないものになりました(オバマケア)。

 

 

恐るべし、アメリカの医療費! アメリカで出産、医療費・保険について

 

だけど、それは医療保険のみであって、歯科の保険や眼科の保険などは別なのです。そして、それらは加入はしてもしなくても良いのです。

 

さて、アメリカの医療保険ですが、とにかくシステムが酷い。酷いというか、めちゃくちゃですね。私自身も、理解するのにどれほどの時間を要したことか。

 

実際には読んでも分からないシステムだったので、保険に入り、経験しながら体で学びました(笑)。頼りの夫も結構分かってない部分が多かったので。

 

ざっと説明すると、アメリカの保険は、月々支払う保険料によって、自分が医療機関にお世話になった時に支払う金額が変わるのです。

 

月々の保険料が高ければ高いほど、医療の自己負担費は低い(保険がかなりカバーしてくれるから)。

 

逆に、月々が安い保険料であれば、医療の自己負担費が高くなるのです(保険があまりカバーしないので)。

 

だから、子供が多かったり、医療機関に頻繁にかかる機会が多い場合は、月々に多めの保険料を払ったほうがいいのです。

 

あまり医療機関には行かないよ〜って場合は、低い保険料のほうがお得になります。

 

これが本当に本当にスーパー簡単な説明であって、こんなの10%くらいです。残り90%はもっともっと複雑で、言葉ではなかなか説明し難いのです。

 

だけどまあ、現実を話すと、アメリカ人の自己破産の原因の大部分は、医療費なんですって。

 

どんな保険に入っていようと、この国の医療費は半端なく高いのです。

 

私の出産費用は??!!

 

私の今回の妊娠&出産を例に挙げると、産後1カ月ほどでやってきた請求書は、なんと、

 

日本円で、約、さささ・・・・「3,000,000」ほどでした!!!!

 

目玉出ました?よーく数えました?

 

 

恐るべし、アメリカの医療費! アメリカで出産、医療費・保険について

 

間違いじゃないですよ。本当に3百万です。

 

私も、何度ケタの数を数えたか。

 

夫は、「やっぱりね〜」って感じ。

 

帝王切開だけで150万くらい、他に健診やら入院(私と子供)が150万。

 

アメリカって、すごいーーー!!!!!

 

普通分娩をした人は、大体70万だそうです。それでも70万。そして普通分娩は入院1日ですよ?

 

恐ろしい。

 

こんなお金払えないよ〜!って泣きそうになったけど、

 

その時に加入していた私の保険が私の命を(生活を?)助けてくれました〜!

 

高い保険料だったけど、妊娠した当時は学生でしかも海外留学生だったので、留学生保険に加入しなければならなかったのです。

 

高い保険料=保険のカバーが大きい、ですよね?

 

私のその時の保険が、全て!そう!全て払ってくれました〜!!(泣)

 

これには私も夫も「ありがたや〜〜」と感涙。

 

子供の包茎手術だけはカバーされませんでしたが(美容手術の部類に入るので)、そんなの喜んで払いました(笑)。ま、値切ったけど。

 

そうそう、アメリカは医療費をローンにしたり値切ることもできるのです。フレキシブルでしょ?後ほど書けたら書きますね。

 

だけど、日本の方が完全に良いです。

 

シンプルだし、市町村から手当も出るし。

 

帝王切開した友人に聞いたら、全部で10万くらいの自己負担だったと。

 

10日入院して、あんな豪華な食事もついて?

 

天国じゃん。

 

アメリカの日本人妊婦さんで里帰り出産する人結構いるけど(日本に行って出産するのです)、

 

なんか気持ち分かります〜・・・

 

話は変わりますが、その後、私たちはお金が無かったので、私の留学生保険を脱会し、別の民間の保険に加入しました。

 

あまり医療機関には行かないように気をつけてはいたのですが、

 

ある日夫が手を怪我して手術にまでなりました。入院も3日ほど。

 

請求が200万くらい来ました(泣)。保険カバーされてもその金額。

 

ローンで2年半かけて払いきりましたよ・・・・

 

今も、病院に行くたびに医療費に怯える日々ですが、そんな家庭はうちだけではないというアメリカ。恐ろしいですね。