え?逆子に?どうなるの??
海外での出産は不安も大きいのに…
私の場合は赤ちゃんが逆子になってしまい…
アメリカでの逆子なおしはこんな感じでした。
ずっと逆子で
「ある日突然、ぐるんって回ったのよ!」とか、「私が寝ているうちに回ってたみたい!」とか・・・妊娠途中で赤ちゃんが回転するとこういった感想があるようです。
そんな言葉を発することは私の妊娠人生ではありませんでした。
うちは逆子でした。ずーーっと。
回る気もなかったんでしょーねー(汗)。
主治医の先生にも、「あなたのお腹は小さいから、赤ちゃんが自力で回れないのかなー」って笑われたし。
まあ、私自身もノンキに考えてたので、逆子運動とか調べたりすることはありませんでした。
分娩までには何とかなるだろう〜、とか考えてたし。
突然入院、いきなりの外回転術!!!
そんなある日、30〜35週の検診時、先生が「本当に逆子か確かめるね〜」って何をするかと思いきや、
手袋はめて、私の穴にずぼっとその手を入れました!!!
「!!!!!」ですよ!私!そんなこと聞いてないから〜!!!
数秒経って、先生が言ったのは、
「あ、これ足だ足。うん、やっぱり逆子だね〜!」
・・・・足触ったんですか????そんなこと出来るもんなの???つーか、分かるの??
チェックはあっさりと終わり、「次は超音波検査で見てみよう」ってその日は終わったんですが、
その数日後の朝に、病院から電話がかかってきました。
「今日の午後病院に来られる?先生が呼んでるのよ。」と。
その日は特に要が無かったのでOKすると、時間と来る場所を伝えると共に、入院になるかも・・・と言われ、
「???」
と思いつつも一応入院準備をしつつ病院に向かった私と夫。
待ち受けていたのは、いつもの診察室ではなく、入院用の病室でした。
ベッドがあって、横には超音波検査の機械。
何するんだろー?ここで超音波検査?と思っていたら、看護師3人と私の主治医ともう一人の産婦人科の先生がやってきて、
あ、これ、タダ事じゃない。と察知しました。普段の検査でこんなに人来ない(汗)。
そして、「これから赤ちゃん回してみるねー」と笑顔の先生。
回す?どうやって?!
その後私は仰向けに寝かされ、夫と看護師さんたちに両手足を力いっぱい抑えられ、
医師二人にお腹をぐぐぐーーーっと押され回されたのです!
日本語で言う、「外回転術」でした。その時はそんなもの知らなかったんだけど。
あれはね、痛いです本当(泣)。泣き崩れではなく、泣き叫んでました。
「もういい〜!もういいからやめて〜!」って叫んで、大粒の涙で顔もぐちゃぐちゃ。
しかも一回目では治らず、二回目までされました。
たった5〜10分のことなのに、1時間くらいに感じました・・・
結局逆子は治らず
結局赤ちゃんは回らず、先生たちは「頑固な赤ちゃんねえ!(笑)」と言って諦めました。そして主治医には「近いうちに帝王切開のスケジュールを組みましょう。」と言われました。
後から聞いた話ですが、夫はかなり泣きそうになっていたみたいです。・・・まあ、そうですよね〜・・・自分の子供抱えた妻が叫び泣いて、しかも自分はその妻の腕を抑えてたんですから。
外回転術やるくらいなら、最初から帝王切開でいいです。本当は赤ちゃんが回ってくれて、自然分娩できる方が後のリスクも少ないんだろうけど、でも、外回転術は二度とやりたくない・・・と思いました。
それにしても、先生たちや看護師たちは本当にポジティブと言うか慣れているというか・・・赤ちゃんが回らないのも笑い飛ばしてたし、諦める時も笑顔だったし、決して神妙な面持ちにはなりません。
だけど実際にはそのポジティブな対応・態度が患者さんを不安にさせないのかな。日本人の私としてはそのフランクさに驚くばかりだけど。
病院からの帰りには、ずっと禁止にしていたマクドナルドの好物フライドポテトを食べましたよ!!
もうね、あのくらい自分にご褒美与えないと心と体が完璧折れたままでした。
成功率はそれなりにあると言われている外回転術。
だけど、上手くいかないと、妊婦さんの1〜2%はその場で緊急帝王切開になるか、もしくは赤ちゃんが早く生まれてくる可能性が早くなるそうです。
そんなことを知らない私は、心がまだ少し折れたままも家に帰り、入院の準備として用意していた荷物を片付けていました。
その数日後に出産するなんて思いもせずに・・・