ついに!異国の地での出産
さて、いよいよ出産の時が来ました!
破水した
結局逆子を抱えたままで帝王切開の日を待つことになったんですが・・・・・主治医が1週間のバケーションで不在のため、スケジュールがすぐには組めませんでした。
「帰ってきてから組もうね〜(主治医)」なんて余裕で言われてたし。
そんなある日の夜、主治医がまだバケーション中のさなか、
ついに破水しちゃいました。
寝てるときだったから、正直失禁だと思ったんですが〜(って、こう勘違いする妊婦さん、多いみたいですね)。トイレに駆け込んだら、紛れもなく失禁ではない何かでした。
急いで病院に電話したら、あと1時間待って、その間に何か起こったらまた電話してと言われました。
ん?じゃあ、何も起こらなかったら寝に戻れと?
何もせずにただリビングのソファーに腰掛けていた私。眠れるかー!
ちなみに、私のこれまでの人生で出会った人物の中で一番寝つきの良い夫は、何度起こしても起きませんでした。私もそこまで深く眠れる体質になりたいものです。
そーこーしているうちに、数十分経ってまた何か出ました。
病院に電話したら、「今すぐ来て!」って慌てた感じで言われました。あれ?さっきまでの「1時間待って〜」の余裕はどこへ?
それからまた夫を起こしても、起きない。ここまでって、もう、冬眠中のクマのよう。ほんと、ビンタ数往復しました。でも起きないって・・・。
さすがに疲れたので、夫の両親に連絡しました。夜中だってのに、すぐに電話出ましたよ。
「破水したんだけど、あなた達の息子が起きない。」と言ったら、あちゃーーって感じで「すぐに私たちが行くわ!」と。知ってるんですね、自分らの息子の睡眠の底深さを。
その後また夫起こしに挑戦。
今度は起きた。
起きたのに、「?!?!」って顔。あれですね・・・起こされてビックリの顔。
「破水したんだよ。今から病院行くの。」って言っても、状況が読めない夫。
今ではこの事は笑い話として語り継がれているけど。
病院へ、そして帝王切開
さて、夫の目と頭がようやく100%覚めたところで、病院へ。義両親にも連絡し、病院で落ち合うことに。
すぐに検査して、破水と確認されたので、そのまま緊急帝王切開となりました。ひえ〜〜!
まだ予定日より2〜3週間早かったので、なんだろ・・・実感が沸かないんですよね。
予定より早く産まれてくるって分かった時、多分多くの妊婦さんは私のような気持になるんじゃ・・・?
「え?!今日対面?!うそでしょ?」って感じ。にわか信じられないんですよ。急すぎて。
それから4時間くらい手術まで病室で待機してたんですが、私、全然陣痛ありませんでした。いや、あったのかな。ヘンなモニターには波長が出てて「今来てるよ」って看護師さん言ってたし。だけど、感じなかった。
皆には「ラッキーだね」って言われます。ほんと、激痛らしいですね。
そしていざ、手術!
麻酔は局所麻酔で、私の鎖骨辺りに仕切りカーテンを置かれ、夫は私の手術台の隣に設置された椅子に座りました。
アメリカでは、帝王切開でも立ち合いできるんですよ〜〜(希望制)。
だから独りぼっちじゃない、怖くない、不安じゃない、って思うけど、夫のが震えてたし完全にビビってた(汗)。男ってのはやっぱ弱いのね。切られるのはあなたじゃないのよ。。
もちろん体を切開するところは見られないけど、先生が赤ちゃんを取り上げると、「はい、パパさん、立ち上がって見ていいですよ〜!」って言うんです。切り始まってから5分程経過した後でした。はやっ!!
そして夫が立ち上がると、先生が赤ちゃんを持ち上げているんですね〜
夫は私の無様な(?)腹も見たと言っていましたが・・・
私自身も、その遮断用のカーテンに飛んだ血を見ました。自分のだな、って思いながら。
その後動けない私に変わり、夫が赤ちゃんの写真を撮って見せてくれました。
手術に入る前に、「カメラ持ってね」って言われるんです。こうゆう寛大さがあるアメリカは好きです。
実際に夫の携帯の写真で見たときは実感沸かなかったんだけど、その後赤ちゃんの泣き声聞いて、「あ、産まれたんだ」ってついに実感しました。
その後はお腹を閉じてもらい、病室へ運ばれました。
そしたらもう既に夫や義両親が赤ちゃん抱っこして写真撮りまくってて・・・・
ちょっとイラっとしました!(ここだけの話!)
私だって抱っこしたいんだいーーー!!!(できなかったけど)
だけどね、疲れに疲れて、その後すぐに眠りについてしまいました。
怒涛の日々が始まる前に、病院でゆっくりさせてもらおう。
そう思ったのもつかの間。
怒涛は眠りについてから数時間後にはやってきました。
それはまた次回書きますね。